初心者でも安心!銅製品の手入れ方法
銅加工製品と聞くと銅鍋やタンブラー、やかんといったキッチン用品、浴室で使うヘアキャッチャーなどが思い浮かぶのではないでしょうか。愛用している方もたくさんいらっしゃいますが、「お手入れ方法がよくわからない」というお悩みの声もよく聞きます。そこで、銅加工のプロフェッショナルであるハタメタルワークスが初心者でも安心して行える銅製品のお手入れの仕方についてご説明します。ご自宅にある銅製品を長く大切に使っていただければ嬉しいです。
銅製品の特徴と利点
銅は熱伝導性が高く、抗菌性があり、美しい光沢を持つ素材です。これらの特性により、調理器具や建築材料として人気があります。また、銅製品は適切なケアを行えば長年使用できる耐久性があります。
日常のお手入れについて
基本のお手入れ方法
- 使用後は中性洗剤をつけたスポンジまたは柔らかい布で洗ってください。
- 油汚れが気になる場合は、中性洗剤を混ぜたお湯にしばらくつけてから洗いましょう。
- 洗った後は水気をふき取り、しっかり乾燥させることが重要です。
お手入れの頻度
- 調理器具:使用後毎回
- 装飾品:週1回程度
- その他の製品:月1回程度、または汚れが目立つ時
「酸化被膜」について
銅は使用していくうちにブロンズ色に変化します。この「酸化被膜」は銅を保護する大切な役目を果たすものです。製品自体を傷めないよう、ブロンズ色のまま使用することをおすすめします。
特別なケースのお手入れ
緑青が発生した場合
- 酢と塩を1:1で混ぜたものを布につけて拭く
- 重曹と水でつくったペーストを塗り、歯ブラシでやさしくこする
- 処理後は水気を残さず、しっかり乾かす
長期保管時の注意点
- 水気をよく拭き取る
- 新聞紙で包み、ビニール袋に入れる
- 湿気の少ない場所で保管する
注意すべきポイント
- 食品に接触する部分はスズメッキまたは銀メッキされています。水を入れたままにすると黒点が発生するので注意しましょう。
- 研磨剤付きのたわしや金属たわしは表面に傷をつけるので使用を避けてください。
- 塩素系漂白剤はサビの原因になるので使用しないでください。
まとめ
銅製品は思っていたよりも簡単にお手入れできることがわかっていただけたのではないでしょうか。「湿気を残さない」、「スポンジや柔らかい布を使って洗う」といったポイントを押さえたお手入れを行って、銅加工製品を長くお手元に置いていただけることを願っています。
監修者情報
代表取締役 畑 敬三
株式会社ハタメタルワークスは、産業用電池や車輌機器向けの「銅加工」を専門とし、昭和10年の創業以来「誠実な対応」と「確かな製品」で信頼を築いてきました。迅速な対応により最短翌日納品が可能で、小ロットにも対応します。「小さな一流企業」を目指し、「銅加工ならハタメタルワークス」と評価されるまで成長。今後も独自の価値を提供し続けます。
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