産業用ロボットによるマシニング加工で
幅広いご依頼に対応！
「マシニングセンター」と用いた機械加工がマシニング加工です。マシニングセンターにはプログラム加工や自動工具交換といった機能が備わっており、従来の機器では困難だった加工も短期間かつローコストで実現できます。このページでは、マシニング加工の概要や特徴をご紹介します。
幅広い金属加工に対応できる
「マシニング加工」
Machining
「マシニング加工」とはなにか
マシニング加工とは、マシニングセンターと呼ばれる工作機械を活用した機械加工です。マシニングセンターには「縦型」と「横型」など複数の種類があり、それぞれ特徴が異なります。主に鉄・銅・アルミなどの加工に用いており、高品質なマシニング加工のためには加工手順から逆算した設計が必要です。
マシニング加工の概要
マシニング加工とは、「マシニングセンター」を活用して切削する機械加工です。日本工業規格（ＪＩＳ）では、主として回転工具を使用し、フライス削りや中ぐりなど複数の切削加工ができる工作機械をマシニングセンターと定義しています。
マシニング加工では、入力したプログラムや3Ｄ図面をもとにした加工が可能であり、複雑な形状でも精確かつ速やかに加工できます。従来の設備では不可能だった形状の加工も可能になり、加工の幅が大幅に広がりました。
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動画で見るタップ加工
自動工具交換装置／ATCについて
マシニングセンターには「自動工具交換装置／ＡＴＣ」が付帯しています。これは、加工に必要な切削工具をセットしておくと、装置がプログラムに適した切削工具へと自動的に交換するシステムです。
自動工具交換装置／ＡＴＣが存在しなかった時代は、作業者が手動で工具を交換しなければなりませんでした。現在は交換の手間を省けるため、従来と比較して生産性が高く、ローコスト化も実現させています。
マシニング加工で使う設備は主に3種類
マシニング加工では、主に以下3つの設備を活用します。
※表は左右にスクロールして確認することができます
| 設備 | プログラム加工 | 自動工具交換装置 |
|---|---|---|
| マシニングセンター | 〇 | 〇 |
| ＮＣフライス | 〇 | × |
| 汎用フライス盤 | × | × |
それぞれの特徴を見ていきましょう。
マシニングセンター（MC）
プログラム加工が可能で、自動工具交換装置も備えたハイスペックな設備です。詳しくは後述しますが、「立型」「横型」など主に4つの種類に分類できます。
NCフライス
マシニングセンターと同様にプログラム加工ができる一方、自動工具交換装置が付帯していない設備がＮＣフライスです。マシニングセンターと比較すると、生産効率が悪くなります。
汎用フライス盤
自動加工のみに対応する設備が汎用フライス盤です。マシニングセンターのように自動工具交換装置が付帯しておらず、ＮＣフライスとは違ってプログラム加工ができません。
マシニングセンターは主に4種類
マシニングセンターの種類は主に4つです。当サイトを運営する株式会社ハタメタルワークスでは、縦型マシニングセンターのみで加工を行っていますが、それぞれの特徴をご紹介します。
3軸縦型マシニングセンター
回転軸が垂直方面に付き、加工物の上から加工する種類のマシニングセンターです。回転軸が縦・横・高さの3方向に動くため、加工物の状態を見ながら加工できます。コンパクトな設計のため広く普及しており、主に小ロットの生産に用いられています。
横型マシニングセンター
回転軸が地面に対して水平方向に付いたマシニングセンターです。縦・横・高さの3方向に動くことは立型と同じですが、切りくずを排出しやすいことが特徴的です。長時間の稼働ができるため、大量生産に適しています。
5軸縦型マシニングセンター
縦・横・高さの3方向に加えて、2方向の回転軸を備えたマシニングセンターです。作業員が加工物を手動で稼働させる必要がなく、品質が安定します。複雑な加工にも対応できる反面、制御が必要な部分が増えるため、作業者に高度なプログラミング知識が必要です。
門型マシニングセンター
正面から見て門のような形をしたマシニングセンターです。テーブルが広いため多くの材料を設置しやすく、重量物や大型製品の加工に適しています。
マシニング加工の基本的な手順
銅加工.comを運営する株式会社ハタメタルワークスでは、最新の同時5軸横型マシニングセンターや立型マシニングセンターを導入しています。細かな数値制御が可能な機器を用いるため、お客様のご要望に応じた高品質なマシニング加工が可能です。
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1.加工プログラムを作成する
図面や3Ｄデータを参考に加工プログラムを作成します。加工物を削る方向や経路などを入力し、マシニングセンターに読み込ませるのが最初のステップです。
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2.材料と刃物をセットする
加工物と刃物をマシニングセンターにセットします。高精度な加工のためには、それぞれを適切な位置にセットすることが大切です。
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3.材料を加工する
プログラミングの内容に沿って材料の加工がはじまります。指示どおりの加工ができているかを確認しながら作業を進め、完成後は再度形状や精度を確認し、問題が認められなければ加工完了です。
高精度なマシニング加工を行うためのポイント
マシニング加工の精度を高めるためには、設計段階から加工手順を逆算することが重要です。加工する順番や角の付け方によって、品質や製造時間が大きく変化します。刃物を安定させて高品質化につなげるためには、削る深さを浅くする、両側から加工するといった工夫が必要です。
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小ロットのご注文にも対応し、サンプル1個からのオーダーも喜んで承ります。接続板、特殊端子、プレス金型などの金属部品に切削加工がご必要な場合は、銅加工.comにお問い合わせください。
